頭皮のマッサージはどうすれば良いか?
頭皮のマッサージはどうすれば良いのかを考える時に大事なことは、頭皮のマッサージの目的です。何の為に頭皮のマッサージをするのでしょう?
何の為に頭皮のマッサージをするか?と言うと、それは頭皮の緊張を緩める為にするのです。頭皮の緊張が緩むとその人本来の頭皮の血行が蘇ります。
一番やってはいけないマッサージ法は、頭皮を柔らかくする頭皮のマッサージです。この方法を続けていると毛細血管に血が巡らない頭皮にしてしまいます。
頭皮のマッサージの目的を間違えると
頭皮を柔らかくするマッサージ法を採っている人や、やたら頭皮のマッサージを行うことに凝っている人の頭皮は、ブヨブヨしてズルズルと動くようになっている場合が多いです。
たぶん、毛細血管が切れてしまっていて血が巡らなくなっているのではないか?と感じる頭皮になっています。
頭皮の緊張を解すマッサージ法
頭皮のマッサージ法は以下の2つで十分かと思います。これ以上行うとかえってマイナスになる可能性があります。
現在頭皮がブヨブヨするとか、頭皮が頭蓋骨上をズルズル動くような人はマッサージをしてはいけません。
こんな頭皮の人が無理にマッサージをすると毛を無くす可能性が高まります。
- お湯洗い時に行う頭皮のマッサージ法
- お風呂上りに行う頭皮のマッサージ法
1.お湯洗い時に行う頭皮のマッサージ法
シャンプーをする前のお湯洗い時に行います。シャンプー時には絶対に行わないで下さい。

- シャワーのお湯の温度を40度~42度くらいにして
- 髪の毛と頭皮にかける
- 頭皮と髪の毛が十分濡れたら、両手の平と指の腹全体でで左右から頭皮を軽くつかむ。この時指を立てたり指先で頭皮をつかまないこと。
- シャワーを髪の毛と頭皮にかけながら、手の平と指の腹全体で頭皮全体を円を描くようにして動くだけ動かす。
無理に動かすと駄目。あくまでも緊張を解すつもりで行うのが重要 - 上記を前頭部から後頭部にかけて行う。1か所10~20秒程度で十分。
2.お風呂上りに行う頭皮のマッサージ法
お風呂上がりの体が温まり心身の緊張が解れている時に行います。

- 頭皮にタオルを必ず被る
- 両手の平と指の腹全体でで左右から頭皮を軽くつかむ。この時指を立てたり指先で頭皮をつかまないこと。
- 手の平と指の腹全体で頭皮全体を円を描くようにして動くだけ動かす。
無理に動かすと駄目。あくまでも緊張を解すつもりで行うのが重要 - 上記を前頭部から後頭部にかけて行う。1か所10~20秒程度で十分。
寝る前に頭皮の緊張が解れていることで、就寝中に髪の毛が生育しやすくなるのです。
日中は頭皮のマッサージはしない方が良いでしょう。頭皮が緊張しやすい時間帯に無理に解すよりも、頭皮の緊張が解れやすい時に自然に解す方が無理がないからです。
やってはいけない頭皮のマッサージ
以下のような目的で以下のような頭皮のマッサージ法はやってはいけません。
- 頭皮を柔らかくするする為のマッサージ(頭皮がブヨブヨ・ズルズルになりやすい)
- 指を立てたり、指先で押すようにするマッサージ(一点に力が入るので毛細血管が壊れやすい)
- 頭皮を揉むようにするマッサージ(ブヨブヨ・ズルズルするような頭皮にしてしまいがち)
- シャンプーしながらのマッサージ(界面活性剤の浸透を促しやすい)
頭皮の緊張を解して本来の血行を取り戻すのが頭皮のマッサージの目的です。その目的を忘れないで下さい。
毛が太くて本数が多い人の頭皮
毛が太くて本数が多い人の頭皮は、とても柔らかいです。その柔らかさとは厚みがあり弾力があってフカフカしているような柔らかさです。
そんな方たちと同じような頭皮には絶対になりませんから、頭皮のマッサージで毛が太くて本数が多い方たちと同じようになるなんて考えないで下さい。
毛が細くて本数が少ない人の頭皮
毛が細くて本数が少ない人の頭皮は、比較的厚みがなく弾力もなく固いことが多いです。石のように固い人までいらしゃいます。
頭皮の「柔らかさ・固さ」とそれに伴う毛の「太さ・細さ」や本数の「多い・少ない」は、個性の一つなので変えたくても変えられるものではありません。
無理して髪の毛が育たない頭皮にしてしまわないで下さい。